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【猫のケガ 応急処置】

もしも猫さんが怪我をした場合、病院へ連れて行くまでの応急処置を説明しています。
あわてず落ち着いて適切な処置をし、すぐに病院へ連絡をいれましょう。






事故に合った場合、できるだけ早く獣医師さんに診せます。
外傷がなくても、内臓に損傷があることも考えられるからです。



【猫の移動方法】


●意識不明の猫の移動方法

 まず危険物を取り除きます。
 口の中をきれいに拭い、舌を引き出し呼吸がしやすいようにします。
 脱脂綿などで口の中を拭い、吐物が喉にいかないように頭は下げます。
 毛布、バスタオル、衣類などをタンカがわりにします。毛布を広げ、静かに猫を乗せます。
 両側から二人で、猫を落とさないように持ち上げます。
 (もしも猫に意識がある場合は、別の人に猫をおさえてもらいます)
 毛布に乗せたままゆっくりと、大きめの箱に降ろします。

 怪我をしている場合は、安全なゲージに入れます。


●暴れる猫の移動方法

 警戒心をとくためにもゆっくりと近づきます。
 毛布や分厚いタオルを猫にかぶせます。
 片手で毛布の上から猫の頸をつかみ、
 前足が出ないようにくるりと包み込んで、頭だけが出るようにします。
 猫の頸をつかんだまま持ち上げて、箱の中に入れます。
 箱の中に入れ終えるまでは、つかんだ手は放しません。







【蘇生方法】


●意識不明、呼吸心臓停止

 猫が助かるためには、数分以内に呼吸や心臓の働きを再開しなければいけません。
 呼吸や心臓が止まってる場合は、蘇生をしながらもう一人が病院へ連絡します。
 獣医師さんから適切な指示をうけましょう。

 溺水、感電、中毒の場合に呼吸停止や心停止をおこす場合があります。

 横にして楽に寝かします。首輪をしている場合は外しましょう。
 口を開け、口の中に吐物があれば拭い取ります。
 タオルで舌をつまんで引き出し、喉をきれいに拭います。
 こうするだけで呼吸が再開し、意識を取り戻すこともあります。
 これでも意識が戻らなければ、胸に手を当ててそっと押します。
 呼吸が戻るまで、5秒に1回のペースで続けます。

 呼吸が止まっていても、心臓が動いている場合は人工呼吸をします。


●心臓マッサージ

 呼吸が停止し、脈も触知できない場合は、
 肘のあたりの胸の部分に指をあて、静かに深く圧迫を加えます。
 1秒間隔で5〜6回くり返します。
 心臓に変化がみられなければ、人工呼吸に切り替えます。
 心臓マッサージ5回に1回の割合で人工呼吸を併用します。


●人工呼吸

 意識がなく、刺激に反応しない場合にのみ実施します。
 逆にひどくしてしまうことがあるので、激しい方法では行わないこと。

 猫を横ばいにさせ、口を閉じます。
 2〜3秒間、鼻から空気を吹き込んで肺を膨らませます。
 胸の部分が動きます。
 2秒休止してまた続けます。
 自発的に呼吸が再開するまで続けます。
 口と鼻両方から同時に空気を吹きこんでも良いです。






【応急処置】


●四肢の骨折

 骨折の可能性がある場合は慎重に処置します。
 毛布の上にそっと乗せ、骨折部に注意しながら抱き上げます。
 体が曲がったり、ねじれたりしないように注意し、早急に病院へ連れて行きます。
 同居人さんが副木をあてがうのは、悪化させる可能性があるのでさけます。


●溺水

 水から助けあげて、急いでタオルで拭きます。猫を温めてあげます。
 猫が動かない場合、肺から水を出す作業をします。
 猫が抜け落ちないように、膝の下〜踵の部分をしっかりと握り、上下に振ります。
 猫を振り子のように振ります。肺から水が出てきます。
 (これでも呼吸を再開しない場合は人工呼吸を施します)


●やけど

 熱湯や揚げ物の油、凍傷ではショックをともなうこともあります。
 早急に獣医師さんに診てもらって下さい。
 火傷をした時は、急いで冷たい水で体を洗います。
 皮膚クリームやバターなどを塗ってはいけません。
 氷嚢や氷を布に包み、火傷の部位にあて冷やしながら病院に連れて行きます。
 毛を刈ったり、包帯をしてはいけません。

 【薬品による火傷の場合】
 すぐに水で洗い流します。足の場合は、数分間水の中につけます。
 酸やアルカリの薬品がかかった場合は、重曹や酢を薄めたもので洗うと中和します。
 薬品の種類がわからない場合は、水で洗うだけにして下さい。
 氷嚢や氷を布に包み、火傷の部位にあて冷やしながら病院に連れて行きます。
 薬品によっては危険ですので、同居人さんも手当の時はゴム手袋着用をお勧めします。


●熱射病

 熱射病になった猫は虚脱状態になる事があります。
 冷たい水に浸したタオルで包んで、体温を下げます。
 体ごと水を張った桶に浸しても良いです。


●仮死状態、窒息

 猫がヒーター等の前で寝ていて、
 排出される一酸化炭素により中毒をおこすことがあります。
 一酸化炭素を吸入した場合は虚脱状態になります。
 できるだけ早く新鮮な空気を吸わせます。人工呼吸が必要な場合もあります。


●感電、ショック

 猫は電気のコードを噛む場合があります。噛みぐせのある猫には注意が必要です。
 感電してしまった場合は、早急に獣医師さんに連絡をし指示を仰いで下さい。
 ひどい感電の場合、死ぬことや心臓障害を起こすこともあり大変危険です。
 緊急な蘇生作業が必要な場合もあります。
 舌や口のまわりの少しの火傷程度でも、他の損傷や合併症を併発する場合があります。
 獣医師さんに必ず診てもらって下さい。
 感電した猫に近づく前には、必ず電源のスイッチを切ります。
 スイッチが切れない状況の時は、棒などでコードを猫から離して下さい。


●毒物による中毒

 中毒では劇的な症状がみられます。
 早急に病院に連絡をして、口にした毒物を告げ指示をあおぎます。
 獣医師さんの指示を聞くまで、吐かせたりしないこと。

 ペンキやタールがついた場合は、ワセリンをつけて除去します。
 皮毛についた汚染物質は猫が舐めてしまわぬよう除去します。
 絶対にベンジンや薄め液などは使ってはいけません。猫にとって毒物です。

 毒性の強い物質がついた場合は、サンプルを持って病院に連れて行きます。
 取れそうにない物質の場合は、毛をハサミで切り取ります。
 皮膚を傷つけないように注意して行って下さい。
 猫用シャンプーやベビーシャンプーを薄めたもの、ない場合は食器洗い用洗剤を
 薄めたものを使い、お湯でできるだけ汚染物を洗い流し、
 タオルでしっかり拭い乾かします。







【止血法】

 出血がひどい怪我をした場合は、すぐに獣医師さんに連絡します。
 冷たい水にひたしたガーゼで患部をおさえると、1〜2分で出血は止まります。
 止まらない場合はガーゼの上から包帯でしっかりと巻き、
 その上からもう一度ガーゼをあて、包帯を巻きます。
 出血部位を上から押さえ続けます。必ず獣医師さんにみせること。







上記内容は館主が文献などで個人的にお勉強した一部です。
動物医療は日進月歩、また獣医師さんによって意見の相違がないこともありません。
したがって内容は絶対ではなく、館主も専門家ではない為、あくまでも参考程度になさって下さい。
猫様同居人さんは、身近に信頼のおける主治医さんを見つけることが
なによりも猫さんにとって安心です。
猫さんの健康面で心配事がある場合は、早急に病院へ連れて行ってあげて下さい。
人間語の話せない猫さんにとって、同居人さんは頼みの綱です。
普段とかわりはないか、元気か、毎日様子を観察してあげて下さいね。



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